OQTA HATOとマリコさん
初めまして、OQTAスタッフのBIKKEです。
今回ご紹介させていただくユーザーは以前も登場してくださったマリコさんです。
(前回の記事はコチラ)
今年の初めにお父さまにHATOを贈って鳴らしはじめたマリコさん、お父さまの病状がターミナル期にはいり、ホスピスに入られる事になり、何かできる事はないかと探していた時にOQTAに出会って、それからお父さまがお亡くなりになるまでHATOを鳴らし続けていたマリコさんです。
私とマリコさんの出会いはマリコさんが社にお礼のハガキを送ってくださった事から始まりました。手書きの美しい文字の綴られたハガキ、心のこもったハガキを読んで私は返事を出さずにはいられなくなりました。
その後何度かメールのやりとりをして、お父様の病状、コロナ禍でお見舞いもままならない様子、できる事ならなんでもしてあげたいのに何をしてあげられるかわからず焦る気持ち、マリコさんの様々な思いを知りました。
メールのやりとりを通し、インタビューにも応えていただく中でマリコさんは心の有り様を話してくださり、私も自分の父の最期の話などを聞いていただき、また、ふたりの話はしばしば脱線もしたりもして、私たちはいつしか、心に通じるものを感じ始めました。
お父様がお亡くなりになった後、マリコさんが体調を崩されてたいへんお痩せになったと聞きました。食事が喉を通らない事もあるそうです。
それを心配していると、同僚の一人からマリコさんにHATOを鳴らして応援したらどうかと提案がありました。マリコさんに元気になってほしいという気持ちとそんな体調の中で協力してくださった事への感謝の気持ちでいっぱいでした。
それから私たちはマリコさん応援サークルを作って有志でマリコさんのHATOを鳴かせることにしたのです。
その後、マリコさんが私たちに今度はHATOを聴く側になった感想をくださいました。
以下、マリコさんからのメッセージです。
[聴く側になって間もない頃]
鳩時計との生活。。。いいですね! 実際に「鳴かされる」立場になると、本当によくわかります。カタチで確認できると、こんなに心強く、嬉しいものかと。鳩さんが鳴いてくれる度に、心の中で、ポッとあったかいものが、噴水みたいに飛び出す そんなかんじです。 あと、、、想像力が広がるのも、本当ですね。とても楽しい。 私、頂いたノートを、使わせて頂いてるんです。(ノートを1冊お贈りしたのです。) 鳩日記、みたいにして。ノートの表紙の絵のパンは、「日常生活」のシンボルでもありますし、丁度いい気がしたのです。ステキな贈り物です。誕生日が早く来ちゃったみたい(笑)! 皆様にも、どうか宜しくお伝えくださいませ。
[聴く側、3週間経って]
HATOとの生活、楽しんでおります!初めてポッポを耳にした時は、胸の奥で公園の噴水がシュワーッとなるような感じがしました。それはもう感激。今までは自分が鳴かす方でしたでしょ。鳴かせてもらうんですからね、アナタ(笑)。1月の、例の新聞記事みたいに、独居のお年寄りなどは特に、すごく楽しみで生活に張りがもたらされるのではないかと実感しました。「例えばそれは、猫のすりすり。例えばそれは、雪降る晩のクリームシチュー。例えばそれは、雨上がりの虹。例えばそれは、差し入れのケーキ。。。 いつもどこか「風邪引き」な我々の心に、OQTAのHATOは、よく効きます!」 キャッチコピーのようになってしまいました。。。(笑) 付け加えるとしましたら、、、やはり、「繋がってる感」が、大きな安心感をくれる...ということですね。まさに風邪薬だと思います。あと、「声無き声」というのがまたポイントですよね。解釈は、人それぞれ。そこがいい。ロマンがあります。この鳩時計は、時代がもっと進んでも、変わらないでほしいです。いろんな機能を付け足さず、シンプルに。
嬉しい感想です。誰もが自分はひとりではないと思ってほしい。そんな願いがOQTA HATOにはこもっているんです。また、キャッチコピーのようなお褒めの言葉をいただき、くすぐったく感じます。
私の方こそ、HATOを鳴かせる事でとても癒されております。いただいたメッセージも最初の頃と比べ3週間後では、より親しく感じてくださっている様子やお元気になられてる様子がうかがえて嬉しいですし、繋がりを感じてホッコリします。
マリコさん、今回もメッセージを掲載させていただき、ありがとうございました。マリコさんはHATOの事を同居人のように、朝起きればおはよう。夕方にはお疲れ様。夜はおやすみなさい。そばを通るときにはいつも、ゆっくりしてね、と話しかけてくれているそうです。
また鳩が鳴くのを耳にすれば、落ち込み気味の時でも笑顔になる自分がいるとわかって以来、「これはこれでいいんだよね。」とその時の気持ちそのものを全否定しなくなったそうです。
HATOのある生活を楽しみながら、体調も回復していっていただきたいと思います。